114PM011|第114回 看護師国家試験 過去問
左心房と左心室の間にある弁はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
心臓の弁の解剖的位置を正確に把握することは、看護師としての基礎知識として極めて重要です。特に、左心房と左心室をつなぐ構造は「僧帽弁」という名称で記憶され、その位置と機能を誤解しないことが患者安全や臨床判断においても有効です。
解説
左心房と左心室の間にあるのは「僧帽弁(左房室弁)」です。この弁は、血液が左心房から左心室へ一方向に流れることを防ぐ役割を持ち、乳頭筋と腱索によって支えられて、収縮時の高圧にも逆流を防ぎます。この弁は2枚の弁尖(前尖と後尖)で構成され、その形が僧の帽に似ていることからこの名前が付きました。臨床的には、加齢や炎症、心筋損傷などで機能が低下することがあり、その結果としての収縮期雑音や心拍数の変化を聴診で把握することが求められます。
選択肢の確認
1.三尖弁:右心房と右心室の間にあるため、左心系とは関係ありません。
2.僧帽弁:左心房と左心室の間にあるため、正解です。
3.大動脈弁:左心室と大動脈の間にある半月弁で、血流の出口に関与します。
4.肺動脈弁:右心室と肺動脈の間にあるため、左心系とは無関係です。
覚えるポイント
「左→左」の流れを意識すると、左心房と左心室の間は「僧帽弁」です。右側の弁(三尖弁・肺動脈弁)と区別して、心臓の左右を意識することで、簡単に記憶できます。