115PM055|第115回 看護師国家試験 過去問
認知機能の評価で、高齢者に3 段階の命令で行動を促す項目が含まれるのはどれ か。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
高齢者の認知機能評価で「行動を促す3段階の命令」が含まれるかどうかを問う問題。MMSEが特徴的な動作課題(3段階命令)を含むことの識別が鍵。
解説
Mini-Mental State Examination(MMSE)は、1975年に開発された認知スクリーニング検査で、30点満点の項目から聴覚理解、記憶、行動実行を評価。その中で「右手にこの紙を持ち、それを半分に折りたたみ、私に渡してください」という3段階の命令を実行させる課題が含まれ、聴覚・運動・記憶の統合機能を確認できる。この項目はMMSEの特徴的要素であり、他のスケールとは異なり行動を求めるため、高齢者に実施しやすい。一方、CDRは半構造化面接で6領域の認知機能を評価し、本人に課題を実施させる形ではない。FASTは日常生活動作の観察に基づく7段階評価で、命令を課す形式を持たない。HDS-Rは言語的課題を中心に構成されており、動作課題は含まない。したがって、3段階命令が含まれるのはMMSEのみ。
選択肢の確認
1.Clinical Dementia Rating〈CDR〉:本人に課題を実施させるものではなく、家族からの情報に基づく評価。3段階命令は含まれない。
2.Functional Assessment Staging〈FAST〉:日常生活の行動観察に基づく7段階評価で、命令を課す項目はない。
3.改訂長谷川式簡易認知評価スケール〈HDS-R〉:言語的課題が中心で、動作課題(3段階命令)は含まれない。
4.Mini-Mental State Examination〈MMSE〉:3段階命令を含む動作課題があり、認知機能の行動的側面を評価できる。
覚えるポイント
「3段階命令がある=MMSE」。動作課題を含むスケールはMMSEのみ。HDS-Rは口頭課題で、CDR・FASTは重症度評価に特化。