44AM54|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図は JIS T 1022 において、患者に対して等電位接地を施す床上高さの範囲を示したものである。距離 x[m]はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、JIS T 1022 における、患者周囲に対して等電位接地を施す範囲の床上高さが問われています。
図では、患者が診療台上に横になっており、床面から破線で示された上限までの高さ x[m]を選ぶ問題です。
この範囲の床上高さは 2.3 m です。
したがって、正答は 4.2.3 です。
解説
医用室では、患者がME機器や金属部分に接触した状態で処置を受けることがあります。
そのとき、周囲の金属部分や機器の外装などに電位差があると、患者を介して電流が流れる危険があります。特に、心臓に直接カテーテルや電極が入っている場合には、非常に小さな電流でも危険になることがあります。
このような危険を減らすために行うのが等電位接地です。
等電位接地では、患者の周囲にある金属部分や医用電気機器などを等電位接地端子に接続し、患者が触れる可能性のある範囲で電位差ができにくいようにします。
図では、患者の周囲で等電位接地を施す範囲の上限が破線で示されています。床からその上限までの高さ x が問われています。
JIS T 1022 におけるこの床上高さは、
x = 2.3 m
です。
図で見るポイント
図の右側の矢印は、床面から等電位接地を施す範囲の上限までの高さを示しています。患者の身体の高さそのものではなく、等電位接地の対象範囲の床上高さを問う問題です。
ひっかけポイント
これは計算問題ではなく、JIS T 1022 の数値を問う知識問題です。1.5 m、2.0 m、3.0 m などの近い値に迷いやすいですが、床上高さは 2.3 m と覚えます。
選択肢の確認
1.1.0
誤り。
1.0 m は低すぎます。診療台上の患者周囲を対象とする等電位接地範囲の床上高さとしては不十分であり、JIS T 1022 の値ではありません。
2.1.5
誤り。
1.5 m も患者周囲の上限高さとしては低く、問題で問われている床上高さの値ではありません。等電位接地範囲の高さは2.3 mです。
3.2.0
誤り。
2.0 m は近い値ですが、JIS T 1022 におけるこの問題の床上高さとしては正しくありません。試験では2.3 mを選びます。
4.2.3
正しい。
JIS T 1022 において、患者に対して等電位接地を施す床上高さの範囲は2.3 mです。図の x[m]に当てはまる値として適切です。
5.3.0
誤り。
3.0 m は高すぎます。等電位接地を施す範囲の床上高さとして、この問題で問われているJIS T 1022の値ではありません。
覚えるポイント
- JIS T 1022 は医用室の電気設備に関係する重要な規格です。
- 等電位接地は、患者周囲の金属部分などの電位差を小さくするために行います。
- 患者周囲の等電位接地範囲では、床上高さ 2.3 m を押さえます。
- 図の x は、患者の身長ではなく、床面から対象範囲の上限までの高さです。
- 医用電気安全では、接地、等電位化、漏れ電流、ミクロショック対策をセットで理解します。
