46AM58|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識病院設備等電気安全・医用電気設備/接地・非接地配線・電源設備
JIS T 1022の規定で非接地配線方式を設けなければならない医用室はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ME機器安全管理の規格JIS T 1022で、非接地配線方式を必ず設けなければならない医用室が問われています。非接地配線方式の目的を理解することがポイントです。
解説
非接地配線方式とは、電源の片側を接地しない(大地から浮かせる)配線方式です。
目的とはたらき:
- 通常の接地された配線では、1か所で絶縁が壊れて地絡(電気が大地へ漏れる)が起きると、漏れ電流が流れたり、機器が止まったりする危険があります。
- 非接地配線方式では、1か所の地絡では大きな電流が流れず、機器が急に止まらないようにできます。
- これにより、手術中など、機器が止まると患者の生命に直結する場面で、電源を維持しながら安全性を高められます。
JIS T 1022では、こうした1線地絡時でも電源を保ち、ミクロショックなどの危険を避ける必要がとくに高い場所に非接地配線方式を求めています。代表が手術室です。手術室では生命維持装置を使い、心臓に直接器具が触れることもあるため、最も高い安全対策が必要です。
安全管理上のポイント
非接地配線方式は「1か所の地絡では止まらない・大電流が流れない」ことで、手術中の電源確保と感電防止の両方に役立ちます。絶縁監視装置とセットで運用します。
選択肢の確認
1.手術室
正しい。
生命維持装置の使用や心臓に近い処置があり、最も高い安全性が必要なため、非接地配線方式を設けなければならない医用室です。
2.新生児室
誤り。
新生児室も安全配慮は必要ですが、非接地配線方式を必ず設けなければならない室として規定される代表ではありません。
3.内視鏡室
誤り。
内視鏡室は非接地配線方式の設置を必ず求められる室として規定される代表ではありません。
4.救急処置室
誤り。
救急処置室も重要ですが、非接地配線方式を必ず設けなければならない室の代表としては規定されていません。
5.人工透析室
誤り。
人工透析室も安全管理は重要ですが、非接地配線方式を必ず設けなければならない室の代表ではありません。
覚えるポイント
- 非接地配線方式を必ず設けるのは手術室(JIS T 1022)。
- 非接地配線方式は1か所の地絡では機器が止まらず、大電流も流れない。
- 目的は手術中の電源確保と感電(ミクロショック)防止。
- 絶縁監視装置とあわせて運用する。