45PM57|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
JIS T 1022 の規定で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、JIS T 1022における医用室の非常電源の種類と、コンセントの識別色、電圧確立時間を確認します。
JIS T 1022は、病院などの医用室で用いられる電気設備に関する規格です。
医療機器は電源停止が患者安全に直結するため、非常電源の種類を区別して覚える必要があります。
非常電源は、試験対策では次のように整理します。
- 一般非常電源:電圧確立時間は 40 秒以内。コンセント外郭の色は赤。
- 特別非常電源:電圧確立時間は 10 秒以内。
- 無停電非常電源:無停電で供給。コンセント外郭の色は緑。
この問題では、「一般非常電源の電圧確立時間は 10 秒以内」としている5が誤りです。
10秒以内は、一般非常電源ではなく特別非常電源として整理します。
解説
医療現場では、停電時でも必要な医療機器へ電力を供給し続けるため、非常電源設備が設けられています。
非常電源には、電力が復旧または供給されるまでの時間によって種類があります。
電源が途切れてよい時間が短い機器ほど、より速く、または無停電で電力を供給できる電源系統が必要です。
一般非常電源は、自家用発電設備などから電力を供給する非常電源で、電圧確立時間は40秒以内として扱います。
コンセント外郭の色は赤です。
特別非常電源は、一般非常電源よりも速く電力を供給する系統で、電圧確立時間は10秒以内です。
無停電非常電源は、無停電電源装置と自家用発電設備を組み合わせることで、電源の瞬断を避けて電力を供給します。
コンセント外郭の色は緑です。
ひっかけポイント
「10秒以内」は一般非常電源ではなく、特別非常電源です。
一般非常電源は40秒以内、無停電非常電源は無停電と整理します。
ME機器管理での注意点
医療機器を接続するときは、コンセントの色、電源系統、非常電源の種類を確認します。
生命維持管理装置では、停電時にどの電源へ接続されているかが患者安全に直結します。
選択肢の確認
1.無停電非常電源は無停電で電力を供給できる。
記述としては正しい。
無停電非常電源は、停電時にも電源の瞬断を避けて電力を供給するための非常電源です。無停電電源装置などにより、電力供給が途切れないように構成されます。
2.無停電非常電源は無停電電源装置と自家用発電設備とを組み合わせたものである。
記述としては正しい。
無停電非常電源は、短時間の電源途絶を補う無停電電源装置と、長時間の供給を担う自家用発電設備を組み合わせて構成されます。瞬断を避けつつ、発電設備への切り替えにも対応します。
3.無停電非常電源のコンセント外郭の色は緑である。
記述としては正しい。
無停電非常電源のコンセント外郭の色は緑です。医用室では、コンセントの色により電源系統を識別できるようにします。
4.一般非常電源のコンセント外郭の色は赤である。
記述としては正しい。
一般非常電源のコンセント外郭の色は赤です。非常電源系統のコンセントを識別するために、色による区別が重要です。
5.一般非常電源の電圧確立時間は 10 秒以内である。
正答。記述としては誤り。
一般非常電源の電圧確立時間は、10秒以内ではなく40秒以内として扱います。10秒以内は特別非常電源の電圧確立時間です。この問題では「誤っているもの」を選ぶため、5が正答です。
覚えるポイント
- JIS T 1022は、医用室の電気設備に関する重要規格である。
- 一般非常電源の電圧確立時間は40秒以内である。
- 特別非常電源の電圧確立時間は10秒以内である。
- 無停電非常電源は無停電で電力を供給できる。
- 無停電非常電源のコンセント外郭の色は緑である。
- 一般非常電源のコンセント外郭の色は赤である。