46PM57|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
非接地配線方式の主たる役割はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ME機器安全管理の非接地配線方式の主な役割が問われています。似た安全対策(保護接地や等電位接地)と混同しないことがポイントです。
解説
非接地配線方式とは、電源の片側を接地しない(大地から浮かせる)配線方式です。
普通の接地された配線では、電源の一方の線が機器の故障などで大地につながる(一線地絡)と、大きな漏れ電流が流れて、漏電遮断器が働き電源が止まってしまいます。手術中にこれが起きると、生命維持装置が突然停止して危険です。
非接地配線方式では、電源が大地から浮いているため、一線地絡が1か所起きても大きな電流が流れず、電源が止まりません。これにより、手術室などで電源を保ったまま安全に使い続けられます。
つまり、非接地配線方式の主な役割は一線地絡時の停電防止です。
ひっかけポイント
非接地配線方式の役割を「ミクロショック防止」と勘違いしやすいですが、ミクロショックを防ぐのは主に等電位接地(保護接地)です。非接地配線方式の主目的は地絡時の停電防止です。
選択肢の確認
1.一線地絡時の停電防止
正しい。
電源が大地から浮いているため、一線地絡が1か所起きても大きな電流が流れず、電源が止まりません。これが主たる役割です。
2.保護接地線断線時の安全確保
誤り。
保護接地線が切れたときの備えは保護接地の冗長性などの話で、非接地配線方式の主たる役割ではありません。
3.ミクロショックによる心室細動の防止
誤り。
ミクロショックを防ぐ主な対策は**等電位接地(保護接地)**です。非接地配線方式の主たる役割ではありません。
4.商用交流雑音の低減
誤り。
雑音(ノイズ)対策はシールドやフィルタなどで行います。非接地配線方式の主たる役割ではありません。
5.電源供給停止時の非常電源の代替
誤り。
停電時に電力を供給するのは**非常電源(自家用発電設備など)**の役割です。非接地配線方式が非常電源の代わりになるわけではありません。
覚えるポイント
- 非接地配線方式の主役割は一線地絡時の停電防止。
- 仕組み:電源を大地から浮かせ、1か所の地絡では大電流が流れず電源が止まらない。
- **ミクロショック防止は等電位接地(保護接地)**の役割(混同に注意)。
- 絶縁監視装置とあわせて運用し、地絡の発生を監視する。