44PM60第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識病院設備等電気安全・医用電気設備/接地・非接地配線・電源設備

図記号と説明の組合せで誤っているのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、医療機器やME機器で使われる図記号と、その意味の対応が問われています。

図の3)は、縦線と横線で構成された接地系の記号です。
この記号は、等電位化ではなく、保護接地を表す図記号として扱います。

したがって、図記号と説明の組合せとして誤っているのは 3.等電位化 です。

解説

医療機器では、安全な取り扱いのために多くの図記号が使われます。
図記号は、装置の安全機能、使用上の注意、電撃保護の分類、接続端子の意味などを短い記号で示します。

図の各記号を確認すると、1)は数字の2を斜線で消した記号で、再使用しないこと、つまり単回使用を示します。

2)は円内の三角形と感嘆符の記号で、緊急停止を示す記号として扱います。

3)は接地を示す形の記号です。縦線が横線に接続され、下側に接地を示す複数の線が描かれています。この形は保護接地を表す記号です。
等電位化は、患者周囲の金属部分や機器の外装などを同じ電位に近づけ、電位差による危険を減らす考え方ですが、この図の3)の記号説明としては適切ではありません。

4)の二重四角の記号は、二重絶縁または強化絶縁により保護されたクラスⅡの機器を示します。

5)の四角内のFは、電気メスなどで用いられる高周波非接地形患者回路を示します。高周波電流が大地へ不要に流れにくいようにした患者回路です。

図で見るポイント
3)の記号は、接地を表す線の形が描かれています。等電位化ではなく、保護接地の記号として見るのがポイントです。

ひっかけポイント
「接地」と「等電位化」はどちらも電気安全に関係しますが、図記号としては区別されます。
保護接地は故障時の外装電位上昇を抑えるための接地、等電位化は患者周囲の金属部の電位差を小さくするための接続です。

選択肢の確認

1.単回使用
記述としては正しい。
図の1)は、数字の2に斜線が入った再使用禁止の記号です。医療材料やディスポーザブル製品で、単回使用を示す記号として用いられます。

2.緊急停止
記述としては正しい。
図の2)は、円内に三角形と感嘆符が示された記号で、緊急停止を示す図記号として扱います。装置を緊急に停止する操作部などに関係します。

3.等電位化
正答。記述としては誤り。
図の3)は、接地を示す形の記号であり、保護接地を表す記号として扱います。等電位化を示す説明としては不適切です。この問題では、誤っている組合せなので3が正答です。

4.クラスⅡの機器
記述としては正しい。
図の4)は、四角の中にもう一つ四角がある二重四角の記号です。これは二重絶縁または強化絶縁によって電撃保護を行うクラスⅡ機器を示します。

5.電気メスにおける高周波非接地形患者回路
記述としては正しい。
図の5)は、四角の中にFが示された記号です。電気メスにおける高周波非接地形患者回路を示す記号として扱います。

この問題では、図記号と説明の組合せで誤っているものを選ぶため、3が正答です。

覚えるポイント

  • 数字の2に斜線の記号は単回使用です。
  • 二重四角の記号はクラスⅡの機器です。
  • Fの記号は、電気メスの高周波非接地形患者回路に関係します。
  • 接地系の記号と等電位化の記号は区別します。
  • 図の3)は等電位化ではなく、保護接地を表す記号として考えます。
  • 医療機器の図記号は、安全管理、電撃防止、使用上の注意と結びつけて覚えます。
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