46PM11|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
静止している観測者に向かって音源がf[Hz]の音を出しながらv[m/s]の速さで近づくとき、観測者が聞く音の周波数はfの何倍か。 ただし、音速をc[m/s]とする。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、音源が観測者に近づくときのドップラー効果が問われています。
観測者が静止し、音源が近づく場合、観測される周波数は高くなります。
解説
音源が静止していれば、波長は 音速 ÷ 周波数 で決まります。
しかし音源が観測者に向かって動くと、次の波を出す位置が観測者に近づくため、観測者側では波長が短くなります。
音源が速さ v で観測者に近づくとき、観測者側の見かけの波長は次のようになります。
見かけの波長 = (c - v)/f
観測者が聞く周波数 f' は、
f' = c ÷ 見かけの波長
f' = c ÷ {(c - v)/f}
f' = f × c/(c - v)
したがって、観測者が聞く音の周波数は f の c/(c - v) 倍です。
ひっかけポイント
音源が近づくと周波数は高くなります。したがって倍率は1より大きくなる必要があります。c/(c - v) は分母が c より小さいため、1より大きくなります。
選択肢の確認
1.c/(c−v)
正しい。
静止している観測者に音源が近づく場合、観測周波数は f × c/(c−v) です。したがって、f の何倍かは c/(c−v) です。
2.(c−v)/(c+v)
誤り。
この式は1より小さくなります。音源が観測者に近づくと聞こえる周波数は高くなるため、この式は条件に合いません。
3.(c+v)/(c−v)
誤り。
これは分子と分母の両方に速度変化が入っており、観測者と音源の両方が動く場合の形と混同しやすい式です。この問題では観測者は静止しているため、倍率は c/(c−v) です。
4.1+c/v
誤り。
v が小さいほど c/v が非常に大きくなってしまい、物理的に不自然です。ドップラー効果の式として適切ではありません。
5.1+v/c
誤り。
v が c に比べて十分小さいときの近似的な考え方に近く見えますが、正確な式ではありません。選択肢では c/(c−v) を選びます。
覚えるポイント
- 音源が近づくと、観測周波数は高くなります。
- 音源が遠ざかると、観測周波数は低くなります。
- 観測者が静止し、音源が近づくときの倍率は c/(c−v) です。
- 式を選ぶときは、周波数が高くなるなら倍率が1より大きいかを確認します。