19AM058|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
語の親密度、心像性、語長を統制している検査はどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
SALA失語症検査は認知神経心理学的枠組みに基づき、語の頻度・親密度・心像性・語長などを統制した下位検査で言語処理過程を分析する。
解説
SALAでは入力モダリティ、語彙性、意味、音韻、表記などの処理段階を想定し、刺激属性をそろえて成績差を比較する。親密度が高い語は接触経験が多く、心像性が高い語はイメージしやすく、語長は音韻保持負荷へ影響するため、統制しなければ障害部位の推定が曖昧になる。SLTAとWABは失語症の全体像・重症度やモダリティ別能力を広く評価する標準検査、TMTは注意・遂行機能、STAは統語機能を詳しくみる検査である。設問の刺激語属性統制という特徴がSALAを指す。
選択肢の確認
1.「SLTA」:SLTAは聴く・話す・読む・書く等を広く評価するが、三つの語属性統制を特徴とはしない。
2.「TMT」:TMTは数字・文字を順に結ぶ注意・処理速度・遂行機能課題で、語彙属性検査ではない。
3.「WAB」:WABは失語指数などで言語能力を包括的に評価し、刺激語属性分析を主眼としない。
4.「SALA」:SALAは語彙・意味・音韻処理を、親密度・心像性・語長を統制して分析する。
5.「STA」:STAは構文の理解・産生を調べる検査で、語の三属性を統制した語彙検査とは異なる。
覚えるポイント
SALA=語彙処理モデルと刺激属性、STA=構文、SLTA・WAB=包括的失語評価、TMT=注意と区別する。