19PM054第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

古典型純粋失読の病巣に含まれるのはどれか。 a.頭頂葉 b.側頭葉 c.後頭葉 d.脳梁 e.視床

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

古典型純粋失読は、左後頭葉病変で右視野からの視覚文字情報が失われ、さらに脳梁膨大部病変で右後頭葉から左半球言語野への情報転送も断たれて起こる。したがってc・dが病巣に含まれる。

解説

左後頭葉損傷により右同名半盲を伴うことが多いが、左視野の文字は右後頭葉で視覚処理できる。それでも脳梁膨大部が損傷すると、その情報を優位半球の視覚性言語処理系へ送れないため読むことができない。一方、左半球の書字言語出力系は比較的保たれ、自発書字や書き取りが可能なのに自分の書いた文字を読めない「失読失書を伴わない失読」を示す。頭頂葉角回病変でみられる失読失書とは病態が異なる。

選択肢の確認

1.a,b:誤り。a頭頂葉とb側頭葉の組では古典型純粋失読の離断機序を説明しない。
2.a,e:誤り。a頭頂葉やe視床は主要な組合せでなく、左後頭葉が欠けている。
3.b,c:誤り。c後頭葉は含むが、b側頭葉では右半球視覚情報の転送遮断にならない。
4.c,d:正しい。c左後頭葉とd脳梁膨大部の病変が古典的な責任病巣である。
5.d,e:誤り。d脳梁は関係するが、e視床ではなく左後頭葉病変が必要である。

覚えるポイント

純粋失読=左後頭葉+脳梁膨大部、右同名半盲、書けるが読めない。角回性の失読失書と区別する。

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