19PM028|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
刺激や項目をランダムに呈示することのない方法はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
極限法は刺激強度を上昇系列または下降系列として順序に変化させ、反応が切り替わる境界を求める精神物理学的方法である。各試行の刺激をランダム呈示する方法ではない。
解説
極限法では実験者が刺激を少しずつ強くするか弱くし、「聞こえる」と「聞こえない」が交替する点を複数系列から平均する。そのため予測や慣れの誤差を招くことがある。恒常法はあらかじめ定めた複数強度を通常ランダムに呈示する。質問紙や一対比較は順序効果を抑えるため項目・対の順を無作為化し得る。マグニチュード推定も異なる大きさの刺激をランダムに提示できる。方法名だけでなく刺激系列の作り方を問う問題である。
選択肢の確認
1.極限法:正しい。上昇系列・下降系列という順序的呈示が手続の核である。
2.恒常法:誤り。複数の刺激強度をランダムな順で反復呈示する。
3.質問紙法:誤り。項目の配置や複数版で呈示順を無作為化できる。
4.一対比較法:誤り。対の提示順や左右位置を無作為化して順序効果を抑える。
5.マグニチュード推定法:誤り。各強度の刺激順をランダムにして数量判断させられる。
覚えるポイント
極限法=上げ下げの系列、恒常法=固定した複数強度を無作為呈示。二つの閾値測定法を対比する。