20PM025第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

認知心理学

忘却に関するEbbinghaus,H.の研究に関係するのはどれか。 a.無意味つづり b.系列初頭効果 c.分散学習 d.感覚記憶 e.再学習法・節約率

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

Ebbinghausの忘却研究で用いられた材料と測定指標を問います。既有知識の影響を減らす無意味つづりを学習し、再学習で節約された時間や回数から保持を測定しました。

解説

Ebbinghausは自らを実験参加者とし、子音・母音・子音などからなる無意味つづりを暗記しました。意味のある語を避けることで、連想や既有知識によるばらつきを減らそうとした点が特徴です。一定時間後に同じ系列を再学習し、最初の学習よりどれだけ時間または試行数が少なくて済んだかを節約率として求めました。その結果、保持は学習直後に急速に低下し、その後ゆるやかになる忘却曲線が示されました。系列初頭効果は系列位置効果、感覚記憶は後の情報処理モデルの概念です。分散学習は記憶研究上重要ですが、本問が尋ねるEbbinghausの忘却測定を直接特徴づける組はaとeです。

選択肢の確認

1.「a,b」は無意味つづりaは該当しますが、系列初頭効果bとの組合せは本研究の中心的手続きではありません。
2.「a,e」は無意味つづりaと再学習法・節約率eを組み合わせ、Ebbinghausの忘却研究を正しく示します。
3.「b,c」の系列初頭効果bと分散学習cは記憶現象ですが、この忘却実験の材料と指標の組ではありません。
4.「c,d」の分散学習cと感覚記憶dでは、無意味つづりと節約率という特徴が含まれません。
5.「d,e」は節約率eは該当しても、感覚記憶dがEbbinghausの研究枠組みではないため誤りです。

覚えるポイント

Ebbinghausは「無意味つづり―再学習―節約率―忘却曲線」の連鎖で覚えます。忘却は最初に速く、後ほど緩やかになります。

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