20PM068第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

前言語期のコミュニケーションの発達の評価として誤っているのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

前言語期のコミュニケーション評価では、他者との情動共有、共同注意、身振り、愛着行動をみます。指しゃぶりは自己刺激・自己調整行動で、対人的伝達の評価項目ではありません。

解説

語を話す前から乳児は視線、表情、発声、身振りを使って他者と関わります。あやしへの社会的微笑は対人的情動反応です。後追い行動は養育者との愛着や人への志向を示し、バイバイの模倣・慣用身振りは意図的コミュニケーションの発達を反映します。共同注意は子どもと相手が同じ対象へ注意を向け、その関心を共有する能力で、指さしや視線追従として評価します。指しゃぶりは口腔感覚を使った自己鎮静、探索、習慣行動であり、通常は相手へ意図を伝える行為ではないため、前言語的コミュニケーションの指標として不適切です。

選択肢の確認

1.「共同注意」は視線や指さしを介して対象への関心を他者と共有する重要な評価項目です。
2.「あやすと笑う」は他者の働きかけへの社会的・情動的応答を示します。
3.「後追い行動」は養育者への愛着と人物認知、対人志向の発達を反映します。
4.「バイバイする」は模倣と慣用的身振りによる意図的コミュニケーションです。
5.「指しゃぶり」は主に自己調整・感覚行動で、対人コミュニケーション評価ではないため正答です。

覚えるポイント

前言語期は「社会的微笑・共同注意・指さし・模倣・身振り・愛着」を観察します。自分だけで完結する感覚行動とは分けます。

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