23AM042第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴覚心理学

単位について誤っている組合せはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

ピッチは聴覚上の高さという感覚量で、代表的尺度はmelである。Hzは物理的な周波数の単位なので『ピッチ―Hz』の組合せは厳密には誤りである。

解説

音響の物理量と心理量を区別する。周波数は1秒当たりの周期数でHz、音圧は圧力変動でPa、音圧レベルは基準音圧との対数比でdBを使う。これらを聞いた感覚のうち、音の大きさであるラウドネスはsone、大きさのレベルはphon、音の高さであるピッチはmelで表す。臨床では基本周波数Hzを声の高さの客観指標として使うため混同しやすいが、設問は単位の正式対応を問う。物理刺激と知覚属性は一対一でなく、周波数と音圧等の影響も受ける。

選択肢の確認

1.「ピッチ ――― ヘルツ(Hz)」:ピッチは知覚された音の高さでmelを用い、Hzは物理周波数の単位なのでこの組合せが誤りである。
2.「音圧 ――― パスカル(Pa)」:音圧は大気圧に重なる微小な圧力変動で、SI単位はパスカルである。
3.「ラウドネス ――― ソーン(sone)」:ラウドネスの比率尺度にはsoneを用い、1 soneを基準に何倍の大きさかを表す。
4.「音圧レベル ――― デシベル(dB)」:音圧レベルは20 μPaを基準とする対数レベルで、単位はdBである。
5.「ラウドネスレベル ――― フォン(phon)」:ラウドネスレベルは1 kHz純音との等ラウドネス比較に基づきphonで表す。

覚えるポイント

周波数Hz→ピッチmel、音圧Pa→音圧レベルdB、ラウドネスsone→ラウドネスレベルphon。

関連問題

23AM04123AM043
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)