26AM042第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴覚心理学

正しいのはどれか。 a.短い音のラウドネスは持続時間に依存して変化する。 b.一定時間を超えると持続時間を長くしてもラウドネスは変化しない。 c.短い音では持続時間を短縮すると絶対閾は低下する。 d.短い音の音色は持続時間に依存しない。 e.純音の数周期分だけを取り出した音はクリック音として知覚される。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

短音では聴覚系の時間的加重により、持続時間がラウドネスと閾値へ影響する。時間を延ばすと一定範囲まで大きく聞こえ、十分長くなると変化が飽和する。また数周期だけの純音は広帯域のクリック様音となるのでa・b・eが正しい。

解説

同じ音圧でもごく短い音は蓄積される音響エネルギーが少なく、長くすると時間的積分によりラウドネスが増し、検出しやすくなる。ただし積分時間を超えると持続時間の効果は小さくなる。逆に短縮すれば絶対閾は上がり、より大きい音圧が必要である。短時間で切り出すことはスペクトルを広げるため、音色も持続時間に依存する。純音の数周期だけの波形は定常的な高さより過渡的なクリックとして知覚されやすい。

選択肢の確認

1.a・b・c:誤り。a・bは正しいが、短縮で絶対閾は低下せず上昇する。
2.a・b・e:正しい。時間積分、飽和、短い過渡音の特徴を述べる。
3.a・d・e:誤り。短音のスペクトルが変わるため音色も持続時間に依存する。
4.b・c・d:誤り。c・dがいずれも逆である。
5.c・d・e:誤り。eは正しいがc・dは誤る。

覚えるポイント

短いほど閾値は高く、長くすると一定範囲までラウドネスが増す。切り出しが短いほどスペクトルは広がる。

関連問題

26AM04126AM043
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)