28PM024|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組合せはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
文脈効果は先行知識や周囲情報が知覚を方向付けるトップダウン処理である。刺激特徴から積み上げるボトムアップ処理との組合せは誤りである。
解説
曖昧な文字・音声でも文脈に合うよう認識される文脈効果は、語彙・意味・期待など高次情報が低次知覚へ影響するトップダウン処理を示す。初頭効果は系列初めの項目をリハーサルし長期記憶へ移しやすいこと、McCollough効果は色と縞方向の組合せに順応した後の随伴性残効、Stroop効果は文字意味と色命名の競合、カクテルパーティー効果は雑音中で特定話者へ注意を向ける選択的注意で説明される。
選択肢の確認
1.「初頭効果―リハーサル」:正しい。初めの項目は反復機会が多く長期記憶へ保持されやすい。
2.「文脈効果―ボトムアップ処理」:誤りで正答。文脈は高次知識から働くトップダウン処理である。
3.「マッカロー効果―残効」:正しい。色と方位の長時間順応後に補色が見える随伴性残効である。
4.「ストループ効果―認知的葛藤」:正しい。自動的な語読みと色命名が競合する。
5.「カクテルパーティー効果―選択的注意」:正しい。多数音源から目的話者を選んで処理する。
覚えるポイント
ボトムアップ=刺激特徴から上へ、トップダウン=文脈・知識・期待から下へ。文脈効果は後者である。