28PM023第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

成人聴覚障害

耳鳴の検査について誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

自覚的耳鳴検査では耳鳴側と検査耳・反対耳を適切に選び、ピッチを合わせた後、その周波数でラウドネスを閾値上から測る。両耳同時提示を基本にはしない。

解説

ピッチ・マッチ検査は純音や帯域雑音を提示し、患者の耳鳴の高さに最も近い周波数・音種を選ぶ。ラウドネス・バランス検査は得られた耳鳴周波数の検査音を用い、その周波数の聴力閾値から5 dB程度ずつ上げ、耳鳴と等しい大きさを求めて感覚レベルで表す。原則として片耳ずつ、耳鳴側または検査条件に応じ反対耳へ提示し、左右同時に聞かせる方法では比較判断が不明確になる。

選択肢の確認

1.「両側の耳に同時に検査音」:誤りで正答。検査音は片耳へ提示し、耳鳴との比較を系統的に行う。
2.「ピッチ・マッチは耳鳴の高低感に近い周波数」:正しい。耳鳴の主観的高さを周波数として同定する。
3.「ラウドネス・バランスは耳鳴音の大きさ」:正しい。耳鳴と同じ大きさに感じる検査音レベルを求める。
4.「ピッチ・マッチで得た周波数音を用いる」:正しい。同じ高さで大きさを比較するためである。
5.「閾値から5 dBステップで強さを変える」:正しい。閾値上の感覚レベルを段階的に調べる。

覚えるポイント

耳鳴検査は高さをpitch match、強さをloudness balance、遮蔽をmaskingで評価し、主観量として記録する。

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