第28回・2026年

28PM096|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

成人難聴者との初回面接時の行動観察で評価できないのはどれか。

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正解1

正答

(1)

この問題のポイント

初回面接の行動観察からコミュニケーションの実態や発症時期を推測できるが、伝音・感音・混合という聴覚障害の種類は聴力検査なしに特定できない。

解説

対面時の聞き返し、口形注視、話者への位置取り、補聴器操作、筆談・確認などから疎通性とコミュニケーションストラテジーを観察できる。声量、声質、構音、韻律が自然なら言語獲得後発症、先天・早期高度難聴なら発声発語へ影響している可能性を推測できる。本人が困難を認めるか、家族だけが訴えるかから障害認識も推察する。しかし伝音・感音・混合の鑑別には気導骨導純音聴力、ティンパノメトリー等が必要である。

選択肢の確認

1.「聴覚障害の種類の特定」:評価できず正答。行動だけでは障害部位を確定できず、聴覚検査が必要である。
2.「音声言語の疎通性」:評価できる。通常会話で理解・応答が成立する条件を観察できる。
3.「発声発語から発症時期を推測」:評価できる。言語獲得前後の聴覚経験が音声特徴に反映され得る。
4.「難聴の自己認識を推察」:評価できる。訴え、代償行動、困難の否認・受容から手掛かりを得る。
5.「ストラテジー活用状況」:評価できる。聞き返し、話題確認、読話、筆談などの自発利用をみる。

覚えるポイント

面接観察は仮説形成、検査は障害部位・程度の確認。観察だけで伝音/感音を断定しない。

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