第23回・2021年

23PM011|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性閉鼻声を呈するのはどれか。

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正解3

正答

(3)

この問題のポイント

耳管開放症では鼻咽腔と中耳の異常な交通により、患者が無意識に軟口蓋を上げず発話して鼻腔共鳴を抑える機能性閉鼻声を示し得る。

解説

閉鼻声は鼻腔への音響交通が減る状態で、上咽頭癌やアデノイドは機械的閉塞による器質性閉鼻声である。仮性球麻痺や重症筋無力症は軟口蓋挙上・鼻咽腔閉鎖不全から開鼻声を来しやすい。耳管開放症では自声強聴を避ける代償として鼻咽腔を閉鎖的に使い、構造閉塞がないのに閉鼻声となることがある。

選択肢の確認

1.「上咽頭癌」:上咽頭癌は鼻咽腔を物理的に狭めるため器質性の閉鼻声を生じる。
2.「偽(仮)性球麻痺」:仮性球麻痺は軟口蓋運動低下で鼻咽腔閉鎖不全となり開鼻声を来す。
3.「耳管開放症」:耳管開放症では自声強聴への代償的発声により機能性閉鼻声が生じ得る。
4.「重症筋無力症」:重症筋無力症は疲労性軟口蓋麻痺から開鼻声が増悪する。
5.「アデノイド増殖症」:アデノイド増殖症は上咽頭の器質的閉塞による閉鼻声である。

覚えるポイント

閉鼻声を器質性閉塞と機能性代償に分ける。耳管開放症は機能性、腫瘍・アデノイドは器質性。

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