23PM010|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
疾患とリスクとの組み合わせで誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
自律神経過反射はT6以上の脊髄損傷で生じる危険な交感神経反応で、ALSとの組合せは誤りである。
解説
心筋梗塞は心筋虚血・瘢痕から致死性不整脈を起こし得る。多発性筋炎で過負荷をかけると筋障害を悪化させる。くも膜下出血後は血液による髄液吸収障害から水頭症、多系統萎縮症は自律神経変性から起立性低血圧を生じる。ALSは上位・下位運動ニューロン変性で、呼吸不全・嚥下障害が重要だが、脊髄損傷型の自律神経過反射は典型でない。
選択肢の確認
1.「心筋梗塞 ――― 不整脈」:心筋梗塞では心室性頻拍・細動など不整脈が急性期の主要リスクである。
2.「多発性筋炎 ――― 過負荷」:多発性筋炎では炎症筋へ過負荷を与えると筋力低下・逸脱酵素上昇を悪化させ得る。
3.「クモ膜下出血 ――― 水頭症」:くも膜下出血後はくも膜顆粒の吸収障害等で交通性水頭症を起こし得る。
4.「多系統萎縮症 ――― 起立性低血圧」:多系統萎縮症では自律神経障害による高度な起立性低血圧が多い。
5.「筋萎縮性側索硬化症 ――― 自律神經過反射」:自律神経過反射は高位脊髄損傷の合併症で、ALSの代表的リスクではない。
覚えるポイント
自律神経過反射=T6以上脊髄損傷。ALSは運動ニューロン・呼吸嚥下障害を中心に考える。