25AM007第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

内科学

HIV感染症について誤っているのはどれか

解答・解説を見る

正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

世界全体の新規HIV感染者数は長期的には減少傾向であり、「増加している」と一括する選択肢4が誤りです。地域差や時期による変動と世界総数の傾向を区別します。

解説

HIVはCD4分子などを利用してCD4陽性Tリンパ球やマクロファージへ感染し、未治療では細胞性免疫を徐々に低下させます。抗レトロウイルス療法により予後は大きく改善しましたが、長期感染、慢性炎症、薬剤影響、加齢などに関連して骨密度低下・骨粗鬆症を含む慢性合併症へ注意が必要です。HIV感染による免疫機能障害は、一定の認定基準を満たす場合に身体障害者福祉法上の内部障害として扱われます。日本の新規感染では性的接触が大多数を占めるため、検査、コンドーム使用、早期治療などの対策が重要です。世界では地域ごとに流行状況が異なるものの、予防・治療普及により新規感染総数は長期的に減少しており、単純な増加という記述は不適切です。

選択肢の確認

1.「慢性合併症に骨粗鬆症」は、骨密度低下リスクが高まるため正しいです。
2.「CD4陽性T細胞やマクロファージへ感染」はHIVの標的細胞として正しいです。
3.「免疫障害は内部障害に認定」は所定基準を満たす場合の法的分類として正しいです。
4.「世界の新規感染者は増加」は世界総数の長期的減少傾向と合わず、誤りで正答です。
5.「日本では性感染が大多数」は主要な感染経路の傾向として正しいです。

覚えるポイント

HIVはCD4陽性細胞を標的とし、治療後も慢性合併症を管理します。疫学は日本の感染経路、世界総数、地域別動向を混同せずに読みます。

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