24AM007第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

内科学

痛風でみられないのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

痛風の結晶は尿酸一ナトリウムであり、ピロリン酸カルシウム結晶による関節炎は偽痛風として区別されます。結晶の種類を問う選択肢4が「みられない」所見です。

解説

痛風は、高尿酸血症を背景として尿酸一ナトリウム結晶が関節や組織へ沈着し、炎症反応を起こす結晶誘発性関節炎です。急性発作を反復し、慢性化すると耳介や関節周囲などに痛風結節を形成することがあります。尿酸は腎から排泄されるため、尿路結石や尿酸塩沈着に関連した腎障害も問題になります。一方、ピロリン酸カルシウム結晶の沈着による急性関節炎はCPPD結晶沈着症、いわゆる偽痛風です。両者は急性の赤く腫れた関節を呈し得ますが、原因結晶が異なります。高尿酸血症が必ず発作を意味するわけではないものの、痛風の重要な基盤です。

選択肢の確認

1.「痛風結節」は、尿酸塩結晶が慢性的に組織へ沈着して形成されるため痛風でみられます。
2.「腎髄質障害」は、尿酸塩沈着や高尿酸血症に伴う腎障害の文脈でみられ得るため除外できません。
3.「結晶誘発性関節炎」は、尿酸一ナトリウム結晶が炎症を起こす痛風そのものの病態です。
4.「ピロリン酸カルシウム沈着」は、痛風ではなくCPPD結晶沈着症・偽痛風の原因なので正答です。
5.「高尿酸血症」は、尿酸塩結晶形成の背景となる代表的な所見です。

覚えるポイント

痛風は尿酸一ナトリウム結晶、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶です。「結晶誘発性関節炎」という共通点と「結晶の種類」という相違を対で覚えます。

関連問題

24AM00624AM008
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)