24PM006|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
肝胆膵疾患と原因の組み合わせで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肝炎ウイルスごとの典型的な経過を区別する。A型・E型は主に経口感染し急性肝炎を起こすのが基本で、B型・C型は慢性化して慢性肝炎や肝硬変、肝細胞癌へ進展し得る。したがって慢性肝炎とE型肝炎ウイルスを一般的原因として結ぶのは不適切である。
解説
大量飲酒は急性・慢性膵炎の主要因であり、胆石は胆嚢管閉塞を介して急性胆嚢炎を起こす。A型肝炎は典型的に急性肝炎を来し、慢性化しない。C型肝炎ウイルス感染は慢性炎症から線維化、肝硬変を経て肝細胞癌リスクを高める。E型も通常は急性肝炎である。免疫抑制状態などで慢性E型肝炎が報告される例外はあるが、一般的な原因対応を問う本問では3が誤りとなる。
選択肢の確認
1.膵炎―大量飲酒:正しい。アルコールは膵酵素活性化や膵障害に関与する主要因である。
2.胆嚢炎―胆石:正しい。多くは胆石による胆嚢管閉塞を契機とする。
3.慢性肝炎―E型肝炎ウイルス:誤り。E型は通常急性で、慢性肝炎の代表はB型・C型である。
4.急性ウイルス性肝炎―A型肝炎ウイルス:正しい。経口感染し急性発症する。
5.肝細胞癌―C型肝炎ウイルス:正しい。慢性C型肝炎・肝硬変は重要な発癌背景である。
覚えるポイント
A・Eは「急性・経口」、B・Cは「慢性化に注意」。E型の慢性化は特殊な免疫抑制例という例外として分けて覚える。