24PM007|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
川崎病について誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
川崎病は乳幼児に多い急性全身性血管炎で、持続する発熱、両側眼球結膜充血、口唇・口腔所見、発疹、四肢末端変化、頸部リンパ節腫脹などを示す。回復期の指先からの膜様落屑は代表的な所見であり、「少ない」は誤りである。
解説
最も注意すべき合併症は冠動脈瘤などの冠動脈病変で、診断後は心エコーを含む循環器評価を行う。急性期治療は免疫グロブリン大量静注とアスピリンが基本で、炎症を速やかに抑えて冠動脈障害を減らす。症状は感染症と重なるため、麻疹、溶連菌感染、アデノウイルス感染などとの鑑別が必要である。四肢所見は急性期の手足の硬性浮腫・紅斑に続き、回復期に爪周囲から膜様落屑が出現する。
選択肢の確認
1.冠動脈病変に注意:正しい。冠動脈瘤や狭窄は長期予後を左右する。
2.発熱・結膜充血・いちご舌:正しい。主要な臨床所見に含まれる。
3.麻疹や溶連菌感染との鑑別:正しい。発疹、口腔所見、発熱が重なるため鑑別する。
4.免疫グロブリン大量療法:正しい。急性期の標準治療である。
5.解熱後の膜様落屑は少ない:誤り。回復期にみられる典型的な四肢末端所見である。
覚えるポイント
川崎病では「急性期の手足の紅斑・浮腫、回復期の膜様落屑」と時相で覚え、冠動脈評価を忘れない。