25AM009第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児科学

乳幼児の発達スクリーニングに適した検査でないのはどれか a.新装版CARS小児自閉症評定尺度 b.〈S-S法〉言語発達遅滞検査 c.遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 d.KIDS乳幼児発達スケール e.DENVERIIデンバー発達判定法

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

発達スクリーニングは短時間で広い発達領域を確認し、精査が必要な子どもを見いだす検査です。CARSは自閉症特性の評定、S-S法は言語発達遅滞の詳細評価であり、一般的な乳幼児発達スクリーニングには適しません。

解説

スクリーニング検査には、対象集団へ広く実施できる簡便性、発達の遅れを見逃しにくい感度、精密評価への明確な接続が必要です。遠城寺式乳幼児分析的発達検査は移動運動、手の運動、基本的習慣、対人関係、発語、言語理解などを発達年齢として確認できます。KIDSは保護者回答により運動、操作、理解言語、表出言語、社会性などを広く把握します。DENVER IIも個人-社会、微細運動-適応、言語、粗大運動を短時間で判定する代表的スクリーニングです。一方、CARSは行動観察等から自閉症特性の程度を評定する尺度で、全般発達の一次スクリーニングではありません。S-S法は言語記号、基礎的過程、コミュニケーション態度などを掘り下げて訓練方針へ結び付ける検査です。

選択肢の確認

1.「a,b」はCARSとS-S法がともに全般的乳幼児発達スクリーニング目的ではないため正答です。
2.「a,e」はCARS aは不適ですが、DENVER II eは代表的スクリーニングなので誤りです。
3.「b,c」はS-S法 bは不適ですが、遠城寺式cは発達の広い把握に用いるため選べません。
4.「c,d」は遠城寺式とKIDSがいずれも乳幼児発達のスクリーニングに用いられます。
5.「d,e」はKIDSとDENVER IIがともにスクリーニングに適するため誤りです。

覚えるポイント

全般スクリーニングは遠城寺式・KIDS・DENVER II、特定領域の精査はCARSやS-S法です。「広く拾う検査」と「障害像を掘り下げる検査」を分けます。

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