24AM019第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

呼吸系

誤っているのはどれか。 a.呼吸筋は胸腔を拡大させる。 b.横隔膜は吸気筋である。 c.腹直筋は吸気筋である。 d.内肋間筋は吸気筋である。 e.胸鎖乳突筋は呼吸補助筋となる。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

呼吸筋を吸気筋と呼気筋に分けて判定します。腹直筋cは努力性呼気に働き、内肋間筋dも主として肋骨を下げる呼気筋なので、誤った組合せ「c,d」の選択肢4が正答です。

解説

安静吸気の主動作筋は横隔膜です。横隔膜が収縮して下降すると胸腔の上下径が増し、外肋間筋などによる肋骨挙上とともに胸郭が拡大します。胸鎖乳突筋は強い吸気が必要なときに胸骨などを引き上げる呼吸補助筋です。一方、安静呼気は主として肺・胸郭の弾性収縮で起こりますが、努力性呼気では腹直筋を含む腹筋群が腹圧を高め、横隔膜を押し上げます。内肋間筋の骨間部は肋骨を引き下げ、努力性呼気に働きます。内肋間筋には部位による作用差がありますが、本問の基本分類では呼気筋として扱います。筋名と胸腔容積への作用をつなげて考えます。

選択肢の確認

1.「a,b」は、呼吸筋が胸腔を拡大するというaも、横隔膜が吸気筋というbも正しいため誤りの組合せではありません。
2.「a,e」は、吸気筋による胸郭拡大も、胸鎖乳突筋が補助吸気筋となることも正しいです。
3.「b,c」は、bは正しい一方、腹直筋を吸気筋とするcは誤りなので、誤り二つの組合せではありません。
4.「c,d」は、腹直筋と内肋間筋を吸気筋とする記述がともに誤りなので正しい組合せです。
5.「d,e」は、dは誤りですが、eの胸鎖乳突筋が呼吸補助筋という記述は正しいため不適切です。

覚えるポイント

横隔膜は主吸気筋、胸鎖乳突筋は補助吸気筋、腹筋群と内肋間筋は努力性呼気筋です。収縮時に胸腔容積を増やすか減らすかで判断します。

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