25AM031|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
Freud,S.が3つに分けた心の領域はどれか a.エス b.自我 c.超自我 d.エルグ e.リビドー
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
Freudの構造論では心をエス、自我、超自我の三領域として捉えます。したがってa・b・cを組み合わせた選択肢1が正答です。
解説
エスは快楽原則に従い、欲動エネルギーの源として即時的な満足を求める無意識的領域です。自我は外界、エス、超自我の要求を調整し、現実原則に従って行動や満足の時期・方法を選びます。超自我は親や社会の規範を内在化し、良心、理想、禁止を担います。この三者は脳内の解剖学的区画ではなく、葛藤や防衛を理解する機能的概念です。リビドーは性的欲動を中心とする心的エネルギーを表す語で、三領域の一つではありません。エルグは欲求・動因を表す別の人格理論上の概念として用いられ、Freudの三構造ではありません。意識・前意識・無意識という局所論の三分法とも区別します。
選択肢の確認
1.「a,b,c」はエス・自我・超自我という構造論の三領域がすべてそろい正しいです。
2.「a,b,e」はエスと自我は該当しますが、リビドーは心的エネルギーで領域ではありません。
3.「a,d,e」はエスのみ該当し、エルグとリビドーは三構造に含まれません。
4.「b,c,d」は自我・超自我は該当しますが、エルグが入るため誤りです。
5.「c,d,e」は超自我のみ該当し、三領域の組合せではありません。
覚えるポイント
構造論はエス・自我・超自我、局所論は意識・前意識・無意識です。リビドーは領域名ではなく欲動の心的エネルギーです。