26PM025|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
記憶について誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
記銘より前に学んだ内容が新しい記憶を妨げるのは順向干渉です。逆向干渉は後から学んだ内容が以前の記憶を妨げるため、選択肢5が誤りです。
解説
エピソード記憶は個人的出来事を時間・場所の文脈とともに意識的に想起する顕在記憶です。二重貯蔵庫説は容量・保持時間の異なる短期記憶と長期記憶を仮定します。Ebbinghausの忘却曲線は学習後の時間経過に伴う保持を、再学習で省けた試行・時間の割合である節約率などで示しました。系列位置曲線ではリスト冒頭の初頭効果と、末尾項目が短期記憶に残りやすい新近効果がみられます。干渉では、古い学習が新しい学習・想起を妨げるのが順向、後の学習が先の記憶を妨げるのが逆向です。時間の前後と、どちらの記憶が阻害されるかを分けます。
選択肢の確認
1.「エピソード記憶は顕在記憶」は意識的想起を伴うため正しいです。
2.「二重貯蔵庫説は短期・長期を仮定」は正しいです。
3.「忘却曲線を節約率で示す」は再学習法の説明として正しいです。
4.「最終位置の上昇は新近効果」は正しいです。
5.「記銘前体験の妨害を逆向干渉」は順向干渉なので誤りで正答です。
覚えるポイント
先に学んだものが後を邪魔=順向、後に学んだものが先を邪魔=逆向。系列位置は初頭と新近です。