27AM027第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

認知心理学

問題解決の妨げとなるのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

問題解決を促す方略と、解決を妨げる認知的制約を区別する。既知の用途にとらわれて物を新しい方法で使えなくなる機能的固着が代表的障害である。

解説

機能的固着とは、ある物の通常の機能・用途についての既成概念が強いため、問題解決に必要な別の使い方を思い付けない状態である。ろうそく問題で箱を容器としてしか見ず、台として利用できない例が典型で、洞察を妨げる。一方、試行錯誤、アルゴリズム、手段―目的分析はいずれも条件に応じて解へ近づく方法であり、洞察は問題の構造を再編して突然解決へ至る過程である。

選択肢の確認

1.「洞察」:誤り。要素間の関係を再構成して解が突然理解される問題解決過程である。
2.「試行錯誤」:誤り。複数の反応を試し、失敗を修正しながら解へ近づく方法である。
3.「機能的固着」:正しい。物の慣用的機能に固定され、柔軟な利用を妨げる。
4.「アルゴリズム」:誤り。定められた手順を正しく進めれば解に到達できる体系的方略である。
5.「手段―目的分析」:誤り。現状と目標との差を分解し、その差を縮める下位目標を設定する方略である。

覚えるポイント

問題解決の妨害要因は機能的固着や構え、方略は試行錯誤・アルゴリズム・手段―目的分析、転換が起きる過程は洞察と整理する。

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