28PM078第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

器質性構音障害

口蓋裂の初回手術前に行うのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

口蓋裂児では初回手術前から哺乳困難と鼻腔逆流、体重増加を支援する。構音・ブローイング・発音補助装置は手術前乳児の発達段階には適さない。

解説

口蓋裂では口腔内を陰圧にして吸啜しにくく、哺乳に時間がかかる、鼻から乳汁が出る、空気を多く飲み込むなどが生じる。手術前は姿勢をやや立て、裂の型に合う乳首・哺乳瓶、流量、休憩、げっぷ、体重を調整し、養育者へ具体的な哺乳指導を行う。構音訓練は発話発達と手術後の鼻咽腔機能を評価して開始する。口唇訓練やブローイングを乳児へ課す根拠はなく、バルブ型スピーチエイドは術後も残る鼻咽腔閉鎖不全などに用いる。

選択肢の確認

1.「哺乳指導」:正しい。栄養・成長と安全な授乳を確保するため初回手術前から必要である。
2.「構音訓練」:誤り。術前乳児は標的構音の訓練段階でなく、発話発達と術後機能をみて適応を決める。
3.「口唇閉鎖訓練」:誤り。裂を訓練で閉鎖することはできず、手術前の標準介入ではない。
4.「ブローイング訓練」:誤り。乳児には実施困難で、鼻咽腔閉鎖獲得のための術前訓練ではない。
5.「バルブ型スピーチエイド調整」:誤り。短い軟口蓋など術後閉鎖不全の発話補助に検討する。

覚えるポイント

術前は哺乳・成長・家族支援、術後は聴力、鼻咽腔閉鎖、構音を時期に応じ評価する。

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