28PM079第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

構音障害のタイプと障害部位との組合せで誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

運動性構音障害の型を責任神経系と対応させる。運動低下性はParkinson病に代表される大脳基底核・錐体外路系障害で、錐体路系ではない。

解説

両側上位運動ニューロン障害は筋緊張亢進と遅く努力性の痙性構音障害、脳神経核・末梢神経など下位運動ニューロン障害は筋力低下と気息性を示す弛緩性となる。小脳系は運動のタイミング・協調が崩れる失調性、大脳基底核は運動量が減る運動低下性または不随意運動が増える運動過多性を来す。錐体路は上位運動ニューロン系であり、低運動性の責任系ではない。

選択肢の確認

1.「痙性―上位運動ニューロン」:正しい。両側皮質延髄路障害で痙性・反射亢進を示す。
2.「弛緩性―下位運動ニューロン」:正しい。筋力低下、萎縮、反射低下が発話器官に現れる。
3.「失調性―小脳系」:正しい。不規則な構音崩れ、断綴性、過度で均等な強勢を示す。
4.「運動低下性―錐体路系」:誤りで正答。大脳基底核・錐体外路系の障害で生じる。
5.「運動過多性―大脳基底核」:正しい。舞踏運動・ジストニアなど不随意運動が発話へ影響する。

覚えるポイント

錐体路=痙性、末梢=弛緩、小脳=失調、基底核=運動低下・過多という地図を作る。

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