19AM082第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

運動障害性構音障害における発声発語の特徴として誤っている組み合わせはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

偽性球麻痺では上位運動ニューロン障害による痙性、努力性発声、発話速度低下がみられ、呼吸・発声協調も損なわれる。発声持続時間の延長は特徴ではない。

解説

運動障害性構音障害は基礎疾患と運動系の障害様式から声・構音・韻律を予測する。重症筋無力症は反復で筋力が低下し軟口蓋閉鎖不全による開鼻声、パーキンソン病は運動減少性で声量低下や単調性、小脳失調はタイミングのばらつきで速度変動を示す。球麻痺では下位運動ニューロン障害により筋力と運動範囲が低下し、発話が遅く不明瞭になる。偽性球麻痺は両側皮質延髄路障害による痙性構音障害で、緊張性・努力性の声や短い発話が生じやすく、持続発声が長くなるとはいえない。

選択肢の確認

1.「重症筋無力症 ― 開鼻声」:重症筋無力症では発声・構音を続けると軟口蓋筋などが疲労し、鼻咽腔閉鎖不全による開鼻声が現れ得る。
2.「パーキンソン病 ― 単調な話し方」:パーキンソン病の運動減少性構音障害では、声の大きさや高さの変化が乏しい単調な話し方が代表的である。
3.「偽(仮)性球麻痺 ― 発声持続時間延長」:偽性球麻痺では痙性と努力性、呼吸発声協調不良があり、発声持続時間延長ではなく短縮する方向を考える。
4.「球麻痺 ― 発話速度の低下」:球麻痺は舌・咽喉頭筋の弛緩性麻痺により構音運動が緩慢となり、発話速度が低下する。
5.「小脳失調 ― 発話速度の変動」:小脳失調では運動のタイミングと力の調節が不規則になり、発話速度や音節間隔が変動する。

覚えるポイント

筋無力=易疲労と開鼻声、パーキンソン=小声・単調、小脳=不規則、球麻痺=弛緩性、偽性球麻痺=痙性と整理する。

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