19PM081第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

痙性構音障害でみられないのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

痙性構音障害は両側上位運動ニューロン障害による筋緊張亢進・運動速度低下を基盤とする。線維束性収縮は脱神経された運動単位に生じる下位運動ニューロン徴候であり、痙性型にはみられない。

解説

仮性球麻痺に伴う痙性構音障害では、舌・口唇・咽喉頭筋が硬く動きにくくなり、発話は遅く、子音が不正確になる。声帯内転筋の過緊張で努力性・絞扼性嗄声、軟口蓋運動の低下で開鼻声が生じ得る。交互反復運動は遅く、可動域や協調性の不足から不規則さを示すこともある。これに対し筋萎縮、筋力低下、線維束性収縮は脳神経運動核・末梢神経など下位運動ニューロン障害による弛緩性構音障害の所見である。

選択肢の確認

1.努力性嗄声:みられる。喉頭筋の過緊張で押しつぶしたような声になる。
2.筋緊張亢進:みられる。上位運動ニューロン障害による痙性の基本所見である。
3.線維束性収縮:みられない。下位運動ニューロン障害で脱神経筋に現れる所見である。
4.不規則な交互運動:みられ得る。遅く狭い運動に加え協調・反復の乱れを伴う。
5.開鼻声:みられる。軟口蓋・咽頭筋の運動制限で鼻咽腔閉鎖が不十分になる。

覚えるポイント

痙性=上位運動ニューロン、緊張亢進、努力性。弛緩性=下位運動ニューロン、萎縮、線維束性収縮。

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