Y2018M10Q292018年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

個人被ばく線量測定のための放射線測定器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。

解説

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。

OSLDは代表的にAl₂O₃:Cを用い、光刺激で輝尽発光を読みます。読出しを繰り返せ、適切な消去処理後に再使用できます。

選択肢の確認

1.フィルムバッジは、写真乳剤を塗付したフイルムを現像したときの黒化度により被ばく線量を評価する測定器で、数種類のフィルタを通したフイルムの濃度の変化から、放射線の実効エネルギーを推定することができる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。フィルムバッジは現像後の黒化度で線量を評価し、複数フィルタの黒化差から線質・実効エネルギーも推定できます。

2.光刺激ルミネセンス(OSL)線量計は、銀活性リン酸塩ガラスを素子とし、放射線により生成された蛍光中心に紫外線を当て、発生する蛍光を測定する線量計である。
× 判定:正答(誤っている記述)。OSLDは代表的にAl₂O₃:Cを用い、光刺激で輝尽発光を読みます。読出しを繰り返せ、適切な消去処理後に再使用できます。

3.電離箱式PD 型ポケット線量計は、充電により先端がY 字状に開いた石英繊維が、放射線の入射により閉じてくることを利用した線量計である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。PD型ポケット線量計は充電した石英繊維の開きが電離による放電で変化する直読式です。

4.半導体式ポケット線量計は、固体内での放射線の電離作用を利用した線量計で、検出器としてPN 接合型シリコン半導体が用いられている。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。半導体式ポケット線量計はPN接合Siなどで生じる電荷を電気的に積算し、その場で表示できます。

5.電荷蓄積式(DIS)線量計は、電荷を蓄積する不揮発性メモリ素子(MOSFET トランジスタ)を電離箱の構成要素の一部とした線量計で、線量の読み取りは専用のリーダを用いて行う。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。DIS線量計はMOSFETを用いた電荷蓄積素子を組み込む電子式受動線量計で、専用リーダで読み出します。

覚えるポイント

TLD=熱、RPLD=紫外線、OSLD=光刺激、PD/半導体ポケット=直読、と対応させます。OSLDは代表的にAl₂O₃:Cを用い、光刺激で輝尽発光を読みます。読出しを繰り返せ、適切な消去処理後に再使用できます。

関連問題

Y2018M10Q28Y2018M10Q30
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)