Y2019M04Q23|2019年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
解説
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
選択肢の確認
1.電離箱 …………………… ガス増幅
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。電離箱領域では一次イオン対を飽和収集しますが、二次電離によるガス増幅は生じません。ガス増幅を利用するのは比例領域以降です。
2.比例計数管 ……………… 窒息現象
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。窒息現象は極端な高計数率でGM管が連続放電状態となる現象です。比例計数管に固有の事項ではありません。
3.GM 計数管 ……………… 電子なだれ
○ 判定:正答(記述は正しい)。GM領域では強い電界による電子なだれが管全体の放電へ発展します。検出器と現象の対応が正しい組合せです。
4.シンチレーション検出器…………… 緑色レーザー光
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。緑色レーザー光はOSLDを刺激して輝尽発光を読み出すために使います。シンチレーション検出器は入射放射線による即時の蛍光を検出します。
5.フリッケ線量計 …………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。グロー曲線はTLD素子の加熱温度と発光強度の関係です。フリッケ線量計はFe²⁺からFe³⁺への酸化を吸光度で読むため対応しません。
覚えるポイント
電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。