Y2019M10Q30|2019年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
GM 計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、700cps の計数率を得た。GM 計数管の分解時間が100μs であるとき、真の計数率に最も近いものは、(1)~(5)のうちどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。分解時間を秒へ直してmτを無次元化し、真の計数率を求めた後で必要なら実測率との差を取ります。
解説
GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。
実際の数値又は記号を代入すると、分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=700 cpsを代入すると、真の計数率はM=752.7 cpsです。
選択肢の確認
1.670cps
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を670 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=670/(1+670×0.0001)=627.93 cpsです。設問の700 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
2.690cps
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を690 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=690/(1+690×0.0001)=645.46 cpsです。設問の700 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
3.710cps
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を710 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=710/(1+710×0.0001)=662.93 cpsです。設問の700 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
4.750cps
○ 判定:正答(記述は正しい)。分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=700 cpsを代入すると、真の計数率はM=752.7 cpsです。 未丸めの計算値を選択肢の精度で照合すると750となります。
5.800cps
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を800 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=800/(1+800×0.0001)=740.74 cpsです。設問の700 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
覚えるポイント
非麻痺型GM計数管ではM=m/(1−mτ)で真の計数率を補正します。分解時間τはμsからsへ換算し、数え落としは補正後のMから実測mを引きます。