Y2020M04Q252020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

GM 計数管式サーベイメータによる測定に関する次の文中の[ ]内に入れるA からC の語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「検出器の積分回路の時定数の値を小さくすると、指針のゆらぎが [ A ] なり、指示値の相対標準偏差は [ B ] なるが、応答は [ C ] なる。」 A B C

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

独立な計数はポアソン統計に従い、計数値Nの標準偏差は√N、t秒間の計数率N/tの標準偏差は√N/t=√(n/t)です。積分回路では時定数も統計変動に影響します。空欄ごとの因果関係を先に確定し、一つでも逆向きの語が入る並びを除外します。

解説

計数率一定なら指示の相対標準偏差はσ_r∝1/√Tで、応答の時間尺度はTに比例します。
Aは「大きく」です。積分回路の平滑化が変わるため、指針の統計的なゆらぎは「大きく」なります。時定数が長いほど変動は抑えられます。
Bは「大きく」です。指示値の相対標準偏差は平滑化の強さに対応して「大きく」なります。ゆらぎと同じ方向へ変化します。
Cは「速く」です。積分回路が新しい入力へ追従する速さは「速く」なります。平滑化を強くするほど応答には時間がかかります。

選択肢の確認

1.小さく 小さく 遅く
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「小さく」(正しくは「大きく」)、B欄が「小さく」(正しくは「大きく」)、C欄が「遅く」(正しくは「速く」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

2.小さく 小さく 速く
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「小さく」(正しくは「大きく」)、B欄が「小さく」(正しくは「大きく」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

3.小さく 大きく 速く
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「小さく」(正しくは「大きく」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

4.大きく 小さく 遅く
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。B欄が「小さく」(正しくは「大きく」)、C欄が「遅く」(正しくは「速く」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

5.大きく 大きく 速く
○ 判定:正答(記述は正しい)。A=大きく、B=大きく、C=速くとなり、空欄ごとに確定した因果関係が全て成立します。

覚えるポイント

「計数なら√N、計数率なら時間で割る」。相対標準偏差はさらに平均計数率で割ります。

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