Y2020M04Q8|2020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を使用する管理区域を設定するための外部放射線の測定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
境界測定では国家標準へのトレーサビリティを確保し、原則として測定実施前1年以内の校正を確認します。境界測定では入射方向による感度差が小さい測定器を選び、向きによる過小評価を避けます。
解説
測定箇所は壁等で区切られた境界近辺を含め、作業床面上約1 mを基本とします。被ばくを抑えるため事前計算で低い外側から高い内側へ進み、指示値から事前に求めたバックグラウンド値を差し引きます。
境界測定では入射方向による感度差が小さい測定器を選び、向きによる過小評価を避けます。
選択肢の確認
1.測定器は、方向依存性が大きく、測定可能な下限線量が小さなものを用いる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 境界測定では入射方向による感度差が小さい測定器を選び、向きによる過小評価を避けます。
2.測定器は、国家標準とのトレーサビリティが明確になっている基準測定器又は数量が証明されている線源を用いて測定実施日の3 年以内に校正されたものを使用する。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 境界測定では国家標準へのトレーサビリティを確保し、原則として測定実施前1年以内の校正を確認します。3年以内では期間が長すぎます。
3.測定器は、サーベイメータのほか、積算型放射線測定器を用いることができる。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 境界の線量率はサーベイメータ、期間線量は積算型測定器で評価できるため、測定目的に合う校正済みのいずれの器種も使用できます。
4.測定は、あらかじめ計算により求めた1cm 線量当量又は1cm 線量当量率の高い箇所から低い箇所へ逐次行っていく。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 計算で予測した線量当量又は線量当量率の低い外側から高い内側へ逐次測定し、測定者の被ばくを抑えながら境界を定めます。
5.測定点の高さは、作業床面上の約1.5m の位置とする。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 管理区域境界の測定高さは作業床面上約1 mが基本です。約1.5 mに固定する説明では基準位置を高く取り違えています。
覚えるポイント
計算で予測した線量当量又は線量当量率の低い外側から高い内側へ逐次測定し、測定者の被ばくを抑えながら境界を定めます。約1.5 mに固定する説明では基準位置を高く取り違えています。境界の線量率はサーベイメータ、期間線量は積算型測定器で評価できるため、測定目的に合う校正済みのいずれの器種も使用できます。