Y2018M04Q8|2018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
管理区域を設定するための外部放射線の測定に関する次の文中の[ ]内に入れるA からCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「測定箇所は、壁等の構造物によって区切られた [ A ] を含むものとし、測定点の高さは、作業床面上約1 m の位置として、事前に計算により求めた1 cm 線量当量率の [ B ] へと測定を行っていく。 なお、あらかじめバックグラウンド値を調査しておき、測定結果はバックグラウンド値を [ C ] 値とする。」 A B C
解答・解説を見る
正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
管理区域の境界測定では、壁や扉の局所的な漏えいを見逃さないよう境界の近辺を測ります。線源による正味値は、指示値から事前のバックグラウンドを差し引いて求めます。
解説
Aは「境界の近辺の箇所」です。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。
Bは「低い箇所から逐次高い箇所」です。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。
Cは「差し引いた」です。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。
選択肢の確認
1.領域の中央部 高い箇所から逐次低い箇所 差し引いた
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「領域の中央部」は「境界の近辺の箇所」へ直す必要があります。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。B欄の「高い箇所から逐次低い箇所」は「低い箇所から逐次高い箇所」へ直す必要があります。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。この列は誤りです。一方、C欄の「差し引いた」は正しいです。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。
2.領域の中央部 低い箇所から逐次高い箇所 加えた
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「領域の中央部」は「境界の近辺の箇所」へ直す必要があります。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。C欄の「加えた」は「差し引いた」へ直す必要があります。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。この列は誤りです。一方、B欄の「低い箇所から逐次高い箇所」は正しいです。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。
3.境界の近辺の箇所 高い箇所から逐次低い箇所 差し引いた
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 B欄の「高い箇所から逐次低い箇所」は「低い箇所から逐次高い箇所」へ直す必要があります。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。この列は誤りです。一方、A欄の「境界の近辺の箇所」は正しいです。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。C欄の「差し引いた」は正しいです。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。
4.境界の近辺の箇所 低い箇所から逐次高い箇所 差し引いた
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 A=境界の近辺の箇所、B=低い箇所から逐次高い箇所、C=差し引いたです。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。
5.境界の近辺の箇所 低い箇所から逐次高い箇所 加えた
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 C欄の「加えた」は「差し引いた」へ直す必要があります。線源による正味値は指示値から自然放射線等を除くのでCは差し引いたです。この列は誤りです。一方、A欄の「境界の近辺の箇所」は正しいです。壁や扉の漏えいを見逃さないようAは境界の近辺の箇所です。B欄の「低い箇所から逐次高い箇所」は正しいです。測定者の被ばくを抑えるためBは低線量側から高線量側へ進みます。
覚えるポイント
測定者の被ばくを抑えるため、予測値の低い箇所から高い箇所へ順に進みます。境界測定は作業床面上約1 mで、低線量側から高線量側へ進めます。事前に測ったバックグラウンドを指示量から差し引きます。