Y2021M10Q23|2021年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。 比例計数管では気体増幅後のパルス波高が一次電離量に比例するため、入射エネルギー情報を保持します。
解説
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
選択肢の確認
1.電離箱…………………………… ガス増幅
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。電離箱は飽和領域で一次イオン対を集め、ガス増幅は利用しません。
2.比例計数管……………………… 窒息現象
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。比例計数管では気体増幅後のパルス波高が一次電離量に比例するため、入射エネルギー情報を保持します。
3.GM 計数管……………………… 電子なだれ
○ 判定:正答(記述は正しい)。GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
4.シンチレーション検出器……… 緑色レーザー光
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。緑色レーザー光はOSL読出しに用い、シンチレーション検出器は放射線で直接発光します。
5.フリッケ線量計………………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。フリッケ線量計はFe²⁺からFe³⁺への化学変化を利用し、グロー曲線はTLDの用語です。
覚えるポイント
電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。 GM計数管は管全体へ放電が広がるので大きなパルスを得ますが、一次電離量の情報は失われます。