Y2023M04Q31|2023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
細胞の放射線感受性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
細胞周期ではS期後期が比較的抵抗性で、S期初期はそれより高感受性です。M期とG2後期は高感受性なので、周期内の前後関係を具体的に比べます。
解説
細胞周期ではS期後半が抵抗性を示し、G₁期後半からS期初期、G₂期後半、M期は高感受性です。このためS期初期の方がS期後期より高感受性とする2が正答です。組織内でも、皮膚基底細胞、小腸腺窩細胞、精原細胞など、分裂を続ける未分化細胞ほど感受性が高くなります。
選択肢の確認
1.細胞周期の中で、S 期(DNA 合成期)後期は、M 期(分裂期)より放射線感受性が高い。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。M期は高感受性で、S期後期は抵抗性が高いため関係が逆です。
2.細胞周期の中で、S 期初期は、S 期後期より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答(記述は正しい)。S期初期はS期後期より放射線感受性が高い時期です。
3.細胞周期の中で、G₁ 期(DNA 合成準備期)初期は、G₂ 期(分裂準備期)後期より放射線感受性が高い。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。G₂期後期は高感受性であり、G₁期初期より低いとはいえません。
4.皮膚の角質層の細胞は、基底細胞より放射線感受性が高い。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。分裂能をもつ基底細胞の方が、分化した角質層の細胞より高感受性です。
5.精巣では、精原細胞から精子へ分化する精子形成過程の進行順に、細胞死に至る放射線感受性が高くなる。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。精原細胞は高感受性で、精子へ分化が進むほど一般に細胞死に対する感受性は低くなります。
覚えるポイント
放射線感受性は分裂能、分化度、修復能に左右されます。D0が大きい細胞ほど抵抗性が高く、哺乳動物細胞の生存曲線には通常肩があります。