Y2023M10Q28|2023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
被ばく線量測定に用いる放射線測定器とこれに関係の深い用語との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
出力がエネルギー情報を保つかも判定の要点です。気体電離検出器では印加電圧により電離箱領域、比例領域、GM領域へ作動状態が変わります。電離箱・比例計数管・GM計数管は気体電離、シンチレーション検出器は蛍光、半導体検出器は電子・正孔対を利用します。
解説
DIS線量計は電離箱の電極と不揮発性MOSFETメモリを組み合わせ、蓄積電荷から線量を読む受動型個人線量計です。半導体内の電子・正孔対を直接集める「固体電離箱」とは原理を区別します。したがって(1)が誤りです。
選択肢の確認
1.電荷蓄積式(DIS)線量計 ………………… 固体電離箱
× 判定:正答(誤っている記述)。DISの放射線検出部は気体電離箱で、MOSFETは電荷記憶に用いられます。
2.電離箱式PD 型ポケット線量計 …………… 充電
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。PD型ポケット線量計は電離箱を充電し、放電量から線量を読みます。
3.熱ルミネセンス線量計(TLD) …………… グロー曲線
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。TLDの加熱温度と発光強度の関係がグロー曲線です。
4.蛍光ガラス線量計 …………………………… ラジオフォトルミネセンス
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。蛍光ガラス線量計はラジオフォトルミネセンスを利用します。
5.半導体式ポケット線量計 …………………… 空乏層
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。半導体式では逆バイアス接合の空乏層が有感領域です。
覚えるポイント
検出媒体(気体・蛍光体・半導体)と出力(電流・パルス・発光)を一対一で覚えます。DIS線量計はMOSFETを用いた電荷蓄積素子を組み込む電子式受動線量計で、専用リーダで読み出します。