Y2023M10Q272023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識シンチレーション・半導体検出器

蛍光ガラス線量計(RPLD)と光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)に関する次のA からD の記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 素子として、RPLD では銀活性リン酸塩ガラスが、OSLD では炭素添加酸化アルミニウムなどが用いられている。 B 線量読み取りのための発光は、RPLD では紫外線照射により、OSLD では緑色レーザー光などの照射により行われる。 C 線量の読み取りは、OSLD では繰り返し行うことができるが、RPLD では1 回しか行うことができない。 D RPLD、OSLD のいずれの素子も、使用後、高温下でのアニーリングにより再度使用することができる。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

RPLDは銀活性リン酸塩ガラスを紫外線で励起し、OSLDはAl2O3:Cを緑色レーザーなどで刺激します。両者とも反復読出しできます。

解説

条件を満たす記述は「A,B」です。
A:正しい。RPLDは銀活性リン酸塩ガラス、OSLDはAl2O3:Cを代表素子に用いるため正しい対応です。
B:正しい。RPLDは紫外線励起、OSLDは緑色レーザーなどの光刺激で読み出すので正しい記述です。
C:誤り。RPLDも読出しで蛍光中心が消えず反復読出しできるため、一回しか読めないという説明が誤りです。
D:誤り。RPLDは熱アニーリング、OSLDは通常光学的ブリーチで消去するため、両方を高温処理するとする部分が誤りです。

選択肢の確認

1.A,B
○ 判定:正答(記述は正しい)。A・Bはいずれも材料と読出し刺激を正しく対応させています。

2.A,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは正しいですが、RPLDを1回しか読めないとするCが誤りです。

3.A,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは正しい一方、Dは両素子の通常の消去法を同一視しています。

4.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは正しいですがCが誤りです。 TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。

5.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは正しいですがDが誤りです。 RPLDとOSLDは再読出しでき、TLDは加熱読出しで蓄積情報が消失します。

覚えるポイント

RPLDの履歴消去は高温アニーリングです。OSLDは通常光学的ブリーチで消去するため、両方を高温処理するとする説明は成り立ちません。

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