Y2023M10Q36|2023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
組織加重係数に関する次のA からD の記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 組織加重係数は、各組織・臓器の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。 B 組織加重係数が最も大きい組織・臓器は、脳である。 C 組織加重係数は、どの組織・臓器においても1 より小さい。 D 被ばくした組織・臓器の平均吸収線量に組織加重係数を乗ずることにより、等価線量を得ることができる。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
組織加重係数は確率的損害への相対寄与で、脳の値0.01は最大ではありません。全て1未満であり、全組織の総和は1です。
解説
条件を満たす記述は「A,C」です。
A:正しい。組織加重係数は確率的損害への相対寄与を表すため、正しい記述です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。
B:誤り。脳の組織加重係数は0.01で最大群0.12より小さく、脳が最大という説明は誤りです。
C:正しい。各組織の組織加重係数は1未満で、全組織を合計して1になるため正しい記述です。全ての組織・臓器に割り当てた組織加重係数の総和Σw_Tは1です。
D:誤り。等価線量は吸収線量×放射線加重係数で求め、等価線量×組織加重係数の総和が実効線量なので誤りです。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは正しいですが、脳のwTは0.01で最大ではないためBが誤りです。
2.A,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。Aの確率的影響とCの全係数が1未満はいずれも正しい記述です。
3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは正しいですが、Bが誤りです。 全ての組織・臓器に割り当てた組織加重係数の総和Σw_Tは1です。
4.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bが誤りで、Dも等価線量と実効線量を取り違えています。
5.C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは正しいですが、Dが誤りです。平均吸収線量にはまずwRを用いて等価線量を求めます。
覚えるポイント
吸収線量へ放射線加重係数を掛けると等価線量になり、さらに等価線量へ組織加重係数を掛けて総和すると実効線量になります。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。