Y2024M10Q222024年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

次のA からD の放射線検出器について、その出力が放射線のエネルギーの情報を含むものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 比例計数管 B GM 計数管 C 半導体検出器 D シンチレーション検出器

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

比例計数管、半導体検出器、シンチレーション検出器は波高に付与エネルギーの情報を残します。GM計数管は全管放電でほぼ一定波高となるため対象外です。

解説

条件を満たす記述は「A,C,D」です。
A:正しい。比例計数管のパルス波高は一次電離量に比例します。一次電離量は付与エネルギーを反映するため、出力にエネルギー情報が含まれます。
B:誤り。GM計数管は一個の事象から管全体の放電を起こし、パルス波高がほぼ一定になります。そのため付与エネルギーの大小情報は出力に残りません。
C:正しい。半導体中の電子・正孔対数は入射放射線の付与エネルギーに比例します。収集電荷量のパルスからエネルギー情報を得られます。
D:正しい。シンチレーション検出器では、一事象の発光量と出力波高が結晶への付与エネルギーに概ね比例するため、エネルギー分析に利用できます。

選択肢の確認

1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。GM計数管は一個の事象から管全体の放電を起こし、パルス波高がほぼ一定になります。そのため付与エネルギーの大小情報は出力に残りません。 Cは組合せに必要です。半導体中の電子・正孔対数は入射放射線の付与エネルギーに比例します。収集電荷量のパルスからエネルギー情報を得られます。 Dは組合せに必要です。シンチレーション検出器では、一事象の発光量と出力波高が結晶への付与エネルギーに概ね比例するため、エネルギー分析に利用できます。

2.A,C,D
○ 判定:正答(記述は正しい)。Aは正しい記述です。比例計数管のパルス波高は一次電離量に比例します。一次電離量は付与エネルギーを反映するため、出力にエネルギー情報が含まれます。 Cは正しい記述です。半導体中の電子・正孔対数は入射放射線の付与エネルギーに比例します。収集電荷量のパルスからエネルギー情報を得られます。 Dは正しい記述です。シンチレーション検出器では、一事象の発光量と出力波高が結晶への付与エネルギーに概ね比例するため、エネルギー分析に利用できます。

3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。GM計数管は一個の事象から管全体の放電を起こし、パルス波高がほぼ一定になります。そのため付与エネルギーの大小情報は出力に残りません。 Aは組合せに必要です。比例計数管のパルス波高は一次電離量に比例します。一次電離量は付与エネルギーを反映するため、出力にエネルギー情報が含まれます。 Dは組合せに必要です。シンチレーション検出器では、一事象の発光量と出力波高が結晶への付与エネルギーに概ね比例するため、エネルギー分析に利用できます。

4.B,C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。GM計数管は一個の事象から管全体の放電を起こし、パルス波高がほぼ一定になります。そのため付与エネルギーの大小情報は出力に残りません。 Aは組合せに必要です。比例計数管のパルス波高は一次電離量に比例します。一次電離量は付与エネルギーを反映するため、出力にエネルギー情報が含まれます。

5.A,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは組合せに必要です。半導体中の電子・正孔対数は入射放射線の付与エネルギーに比例します。収集電荷量のパルスからエネルギー情報を得られます。

覚えるポイント

パルス数は入射事象数、パルス波高は一事象の付与エネルギーに対応します。検出器を比較するときは、大きな出力の有無ではなく波高の比例性を確認します。

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