Y2024M10Q322024年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の生体に与える影響に関する知識放射線感受性

次のA からC の人体の組織・器官について、放射線感受性の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。 A 毛のう B 小腸粘膜 C 甲状腺

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

小腸腺窩の幹・増殖細胞、毛のうの毛母細胞、成人甲状腺の順に分裂頻度が低下し、放射線感受性も小腸粘膜、毛のう、甲状腺の順となります。ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化な細胞ほど高感受性です。

解説

正しい順位は B(小腸粘膜) → A(毛のう) → C(甲状腺) です。分裂・未分化の程度を比較し、提示された順序そのものが一致するかを見ます。
B:順位中の位置は正しい。小腸腺窩の幹・増殖細胞は分裂が非常に盛んなため、毛のうや甲状腺より放射線感受性が高い組織です。
A:順位中の位置は正しい。毛母細胞は増殖性が高く、小腸粘膜には及ばないものの、分化した甲状腺や腎組織より高感受性です。
C:順位中の位置は正しい。成人の甲状腺細胞は分化度が高く更新が遅いため、小腸粘膜、毛のう、皮脂腺より低感受性側です。

選択肢の確認

1.A,B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。1番目がA(正しくはB)、2番目がB(正しくはA)です。Aは毛母細胞は増殖性が高く、小腸粘膜には及ばないものの、分化した甲状腺や腎組織より高感受性です。 Bは小腸腺窩の幹・増殖細胞は分裂が非常に盛んなため、毛のうや甲状腺より放射線感受性が高い組織です。

2.A,C,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。1番目がA(正しくはB)、2番目がC(正しくはA)、3番目がB(正しくはC)です。Aは毛母細胞は増殖性が高く、小腸粘膜には及ばないものの、分化した甲状腺や腎組織より高感受性です。 Bは小腸腺窩の幹・増殖細胞は分裂が非常に盛んなため、毛のうや甲状腺より放射線感受性が高い組織です。 Cは成人の甲状腺細胞は分化度が高く更新が遅いため、小腸粘膜、毛のう、皮脂腺より低感受性側です。

3.B,A,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。順位はB→A→Cです。Bは小腸腺窩の幹・増殖細胞は分裂が非常に盛んなため、毛のうや甲状腺より放射線感受性が高い組織です。 Aは毛母細胞は増殖性が高く、小腸粘膜には及ばないものの、分化した甲状腺や腎組織より高感受性です。 Cは成人の甲状腺細胞は分化度が高く更新が遅いため、小腸粘膜、毛のう、皮脂腺より低感受性側です。

4.B,C,A
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。2番目がC(正しくはA)、3番目がA(正しくはC)です。Aは毛母細胞は増殖性が高く、小腸粘膜には及ばないものの、分化した甲状腺や腎組織より高感受性です。 Cは成人の甲状腺細胞は分化度が高く更新が遅いため、小腸粘膜、毛のう、皮脂腺より低感受性側です。

5.C,A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。1番目がC(正しくはB)、3番目がB(正しくはC)です。Bは小腸腺窩の幹・増殖細胞は分裂が非常に盛んなため、毛のうや甲状腺より放射線感受性が高い組織です。 Cは成人の甲状腺細胞は分化度が高く更新が遅いため、小腸粘膜、毛のう、皮脂腺より低感受性側です。

覚えるポイント

分裂の多い未分化細胞は放射線損傷を次の分裂で表面化させやすいのに対し、更新の遅い分化細胞は影響が現れにくくなります。組織名はこの生物学的背景に戻して並べます。

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