2025年4月公表

Y2025M04Q27|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

放射線の測定などについての用語に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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正解1

正答

(1)

この問題のポイント

W値は気体中の1イオン対、ε値は半導体中の1電子・正孔対を作る平均エネルギーです。GMプラトーではパルス波高が一次電離量に比例せず、時定数を長くすると指示変動が減る代わりに応答が遅くなります。気体のW値は気体種で変わりますが、同じ気体では放射線の種類やエネルギーへの依存が小さい量です。 時定数を大きくすると統計的ゆらぎは小さくなる一方、指示の追従は遅くなります。

解説

W値は気体中の1イオン対、ε値は半導体中の1電子・正孔対を作る平均エネルギーです。GMプラトーではパルス波高が一次電離量に比例せず、時定数を長くすると指示変動が減る代わりに応答が遅くなります。

ε値は半導体中に電子・正孔対1個を作る平均エネルギーで、Siでは約3.6 eVです。

選択肢の確認

1.半導体検出器において、放射線が半導体中で1 個の電子・正孔対を作るのに必要な平均エネルギーをε 値といい、シリコン結晶の場合は、約3.6eV である。
○ 判定:正答(記述は正しい)。ε値は半導体中に電子・正孔対1個を作る平均エネルギーで、Siでは約3.6 eVです。

2.気体に放射線を照射したとき、1 個のイオン対を作るのに必要な平均エネルギーをW 値といい、気体の種類にあまり依存せず、放射線のエネルギーに応じてほぼ一定の値をとる。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。W値は気体中にイオン対1個を作る平均エネルギーで、主に気体の種類で決まり、同じ気体なら放射線エネルギーへの依存は小さい量です。

3.線量率計の積分回路の時定数は、線量率計の指示の即応性に関係した定数で、時定数の値を小さくすると、指示値の相対標準偏差は小さくなるが、応答速度は遅くなる。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。時定数を大きくすると統計的ゆらぎは小さくなる一方、指示の追従は遅くなります。小さくすると逆です。

4.入射放射線の線量率が低く、測定器の検出限界に達しないことにより計測されないことを数え落としという。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。分解時間内に到来した事象を別パルスとして数えられず、実測計数が真値より少なくなる現象が数え落としです。

5.放射線測定器の指針が安定せず、ゆらぐ現象をフェーディングという。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。フェーディングは照射後の時間経過で蓄積信号が減少し、読取値が低下する現象です。指針のゆらぎとは異なります。

覚えるポイント

フェーディングは受動型線量計の蓄積信号が読取り前に減衰する現象で、指針の統計的な揺らぎとは異なります。ε値は半導体中に電子・正孔対1個を作る平均エネルギーで、Siでは約3.6 eVです。シリコンのε値は約3.6 eVです。

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