Y2025M04Q28|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
GM 計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、1,500cps の計数率を得た。GM 計数管の分解時間が100μs であるとき、真の計数率(cps)に最も近い値は次のうちどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
分解時間を秒へ直してmτを無次元化し、真の計数率を求めた後で必要なら実測率との差を取ります。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。
解説
GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。
実際の数値又は記号を代入すると、分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=1500 cpsを代入すると、真の計数率はM=1764.7 cpsです。
選択肢の確認
1.1,300
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を1300 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=1300/(1+1300×0.0001)=1150.4 cpsです。設問の1500 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
2.1,450
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を1450 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=1450/(1+1450×0.0001)=1266.4 cpsです。設問の1500 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
3.1,550
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を1550 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=1550/(1+1550×0.0001)=1342 cpsです。設問の1500 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
4.1,650
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。真値を1650 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=1650/(1+1650×0.0001)=1416.3 cpsです。設問の1500 cpsを再現せず、分解時間100 μsの補正不足又は過補正に当たります。
5.1,750
○ 判定:正答(記述は正しい)。分解時間をτ=100 μs=0.0001 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=1500 cpsを代入すると、真の計数率はM=1764.7 cpsです。 未丸めの計算値を選択肢の精度で照合すると1750となります。
覚えるポイント
非麻痺型GM計数管ではM=m/(1−mτ)で真の計数率を補正します。分解時間τはμsからsへ換算し、数え落としは補正後のMから実測mを引きます。 非麻痺型近似M=m/(1−mτ)ではmτ<1が必要で、極端な高計数率では窒息現象にも注意します。