Y2025M04Q31|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線感受性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化な細胞ほど高感受性です。 小腸では腺窩の幹・増殖細胞が盛んに分裂するため高感受性で、絨毛先端の分化細胞は低感受性です。
解説
ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。
小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。
選択肢の確認
1.小腸の絨毛先端部の細胞は、腺窩細胞(クリプト細胞)より放射線感受性が高い。
× 判定:正答(誤っている記述)。小腸では腺窩の幹・増殖細胞が盛んに分裂するため高感受性で、絨毛先端の分化細胞は低感受性です。大小関係が逆なので誤りです。
2.骨組織は、一般に放射線感受性が低いが、小児では比較的高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。成熟骨組織は更新が遅く一般に抵抗性ですが、小児の骨端・成長軟骨では細胞増殖が盛んなため成人より感受性が高くなります。
3.皮膚の基底細胞層は、角質層より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。皮膚基底層には分裂して表皮を補充する細胞があり、核を失った角質層より高感受性です。正しい比較です。
4.細胞周期の中で、S 期(DNA 合成期)初期は、S 期後期より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。S期後期はDNA複製後の修復が働きやすく比較的抵抗性で、S期初期はそれより高感受性です。正しい比較です。
5.細胞周期の中で、G₁ 期(DNA 合成準備期)初期は、G₂ 期(分裂準備期)後期より放射線感受性が低い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。G₁期(DNA合成準備期)初期は、G₂期(分裂準備期)後期より放射線感受性が低い時相です。G₂期後期はM期に近い高感受性期なので、両者の大小関係は正しいです。
覚えるポイント
細胞周期ではM期とG2後期が高く、DNA合成を終えるS期後期は比較的抵抗性です。増殖中の未分化細胞は一般に高感受性です。小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。