Y2026M04Q292026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識測定・校正・誤差

あるサーベイメータを用いて、時定数を10 秒に設定し、エックス線を測定したところ、計数率は5(cps)を示した。このとき、計数率の相対標準偏差は(1)~(5)のうちどれか。 ただし、積分回路の時定数T秒のサーベイメータを用いて線量を測定し、計数率n(cps)を得たとき、計数率の標準偏差σ(cps)は次式で示される。σ=√(n/(2T))

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

独立な計数はポアソン統計に従い、計数値Nの標準偏差は√N、t秒間の計数率N/tの標準偏差は√N/t=√(n/t)です。積分回路では時定数も統計変動に影響します。計数と計数率を区別し、平方根を取る前後で測定時間の次元が消えるかを確かめます。 総計数Nを増やすと相対標準偏差1/√Nは小さくなり、測定時間を4倍にすると統計的相対誤差は約1/2になります。バックグラウンドを差し引く場合は試料計数と背景計数の分散を加え、差の標準偏差を平方和の平方根で求めます。

解説

独立な計数はポアソン統計に従い、計数値Nの標準偏差は√N、t秒間の計数率N/tの標準偏差は√N/t=√(n/t)です。積分回路では時定数も統計変動に影響します。

T=10 s、n=5 cpsをσ=√{n/(2T)}へ代入すると、σ=√{5/(2×10)}=0.5 cpsです。相対標準偏差はσ/n×100=0.5/5×100=10%となります。

選択肢の確認

1.1%
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。1%ならσ=0.05 cpsで、計算値の1/10です。

2.5%
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。5%はσ=0.25 cpsに相当します。 バックグラウンドを差し引く場合は試料計数と背景計数の分散を加え、差の標準偏差を平方和の平方根で求めます。

3.8%
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。8%はσ=0.4 cpsで、与式の0.5 cpsと一致しません。

4.10%
○ 判定:正答(記述は正しい)。0.5 cpsは5 cpsの10%です。 総計数Nを増やすと相対標準偏差1/√Nは小さくなり、測定時間を4倍にすると統計的相対誤差は約1/2になります。

5.20%
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。20%はσ=1 cpsで、計算値の2倍です。 バックグラウンドを差し引く場合は試料計数と背景計数の分散を加え、差の標準偏差を平方和の平方根で求めます。

覚えるポイント

時定数Tの積分回路ではσ=√{n/(2T)}を用います。相対標準偏差はσ/n、百分率表示ならさらに100を掛けるため、絶対標準偏差と区別します。 計数率の標準偏差はcps、相対標準偏差は無次元又は%で表すため、両者の単位を混同しません。

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